
伊藤有希
レースカーテンの採光効果
最近気づいたこと。
引っ越して11か月ほど経ちましたが。
我が家のリビングの窓は、いまだカーテンがついていませんでした。
窓側にそれまで家具を置いていたこともあり、景色も気に入っていたし、7階で人目も気にする必要もなかったなど。
諸々の理由でつけておりませんでした。
先日模様替えをして、納戸からずいぶん前に買った古いカーテンを引っ張り出しました。
オレンジの安いカーテンはドレープも広がってて、部屋のテイストには会いませんが、なんとなく下げてみました。

佐賀市内の自宅は、マンションやビルが少なく7階の高さでもなかなかの見通しです。
レースカーテンを引いて、しばらくして改めて部屋に入り驚きました。

窓回りが、とても明るいのです。
そしてくたくたの古いレースカーテン…柔らかくてやさしく光を通していたのです。
白いレースカーテンで光が拡散し、周辺の壁に明るく光が回っていて、部屋が以前より明るく感じました。
窓辺が柔らかい雰囲気になり、部屋にいて優しい気分になりました。
インテリアコーディネーターをしていて知識としてはなんとなく知っていたけど。
カーテン一枚がもつ効果。
空間を作り出す力を改めて知り、驚きました。
レースカーテンの持つやさしさ。
光を上手に調節すること。
知ってたようで、わかってなかったのかもしれません。
これまで転居の多い人生だったため、都度窓に合わせてカーテンを増やしたので我が家の窓回りはまだちぐはぐです。
いつか、お気に入りのカーテンを部屋に合わせて下げたいな。